「野球の世界一決定戦」と銘打って開催されたWBCが、存続の危機だ。この日、スポーツ専門局ESPNのC・モレノ記者が自身のツイッターに
「相当の収入が得られない限り、2017年大会が最後になる可能性があると複数の情報源から聞かされている」
と投稿。これを受けて、米CBSやヤフー・スポーツなども追随記事を掲載した。ヤフー・スポーツの記事では、日本や中南米などの参加各国と比べて、米国内で関心が低いことを指摘。
「WBCは面白いアイデアだが、大会に勝つことが本当の名誉になっていない」
と問題点を挙げている。決勝トーナメントの開催地でもある米国は、
過去3大会で1度も決勝進出を果たせていない
こともあり、観客動員や視聴率は低迷。開催時期も春季キャンプ期間中とあって
「誰もが自分の応援するチームの選手がけがをしないようにと願う」
「アメリカのファンにとってはメジャーのレギュラーシーズンの方がはるかに重要なのだから」
と続けた。スーパースターが参加を見送るケースも多く“真の”世界一決定戦からは遠くかけ離れているとした。来年のWBC米国代表には今季ナ・リーグのサイ・ヤング賞右腕シャーザー(ナショナルズ)、ナ・リーグ本塁打、打点の2冠王アレナド(ロッキーズ)ら
ビッグネームの招集
も見込まれている。米国代表の躍進が、大会存続の鍵を握るかもしれない。2大会ぶり世界一を目指す侍ジャパンにとっては、なんとも皮肉な話ではあるというのだが、個人的には、そもそも
なぜWBCを始めたのか?
というのがわからない。メジャーリーグのキャンプの期間中にやるというのも理解できないし、アメリカがやる気なしの状況では続くわけがないのである。メジャーリーグ自体も最近はアメリカ人よりも、中南米の選手が多いのだから、いっその事、
アメリカ抜きでやれば?
とも思うのだが…。状況が
何だかTPPに似ている
なぁ…という気がする。結局、
アメリカ抜きでは何にもできない…
まぁ、”属国”だから仕方がないか。