フリーコンビネーション(FC)、デュエットのテクニカルルーティン(TR)、混合デュエットのTR、フリールーティン(FR)が行われ、FCでは茨城・谷田部中1年の12才、佐藤陽太郎が男子選手として初めて日本選手権の
混合以外の種目に出場…
結果は73.3000点で10位だった。メンバー9人の中に男1人、佐藤陽が輝きを放った。高3から中1の女の子に囲まれながら、素早い足技や、しなやかな演技で
観客を魅了…
結果は10チーム中最下位だったが、FCに出場した総勢95選手の中でも男子は1人。
「練習はつらかったけど、泳ぎ切った後は楽しかったな」
小学生の頃、全国大会にも出場した実力者だが、日本選手権という初の大舞台に
「緊張した」
「でも、来年も大きな大会に出たい」
と目を輝かせた。日本代表の井村雅代ヘッドコーチも注目する存在。
「もっと頑張って、表舞台に出てきてほしい」
と成長を心待ちにした。将来の夢は
「スポーツドクター」
というが、男子シンクロでは混合デュエットで2015年世界選手権にも出場した安部が目標。
「シンクロではもっと大きな大会に出たい」
と今後、世界選手権や五輪での活躍にも期待が高まる。男子シンクロ界に、未来を担う新星が現れたというのだが、映画やドラマの「ウォーターボーイズ」は全て男子だったが、
女子と一緒に出場というのは初めて…
しかし、オリンピックでも「シンクロナイズスイミング」という競技名で、
「女子シンクロナイズドスイミング」ではない
のだから、男が混じっていても
何ら不思議ではない…
佐藤さんには、この道のパイオニアとして頑張ってもらいたい。