「在任時から建設費用が不透明だと思っていた」
「招致の時に国民が抱いた夢がこの問題で壊れ、国際社会に悪印象を与え、悔しい」
と語ったと今日の報知新聞が報じた。
東京五輪の開催が決まったのは2013年9月。約1か月後には、当初1300億円だった総工費が
3000億円
との試算が明るみに出た。猪瀬氏は
「なぜ3000億円になるのか説明がなく、分からなかった」
という。計画は迷走を続け、総工費は最終的に2520億円に。
「常識では考えられない額だ」
「不透明に覆い尽くされた2年で、国民のフラストレーションはそこにあった」
と指摘。
「安倍晋三首相はもっと早く、3000億円の試算が出た時に対応すべきだった」
と批判したという。
招致が決まった1ヶ月後に3000億円との試算が出たというが、これは報道されたのか?僕はこういうブログをやっている手前、わりとチェックしているつもりだが、このニュースは
初耳
である。少なくとも大々的には報道していない。それに猪瀬さんも「説明がなくわからなかった」というのなら、その旨を発言し
問題視すべき
だった。そういう意味では猪瀬さんも責任の一端はあると思う。安倍首相は国会答弁で、
「時間がない」
「間に合わない」
「デザインを変えると国際的な信用に関わる」
などと見直しに否定的だったが、安保法案を強行採決した後、
たった1週間で白紙に戻すとは…
なぜ1週間で変わってしまうのか?今までの発言がいかにテキトーで軽かったかということであり、
オリンピックを政治利用しているのは明白
である。いっそのこと、
開催自体を辞めた方がいいんじゃないの!?
これ以上、醜態を晒すことにならないためにも…。