2018年06月18日

【レスリング】栄和人監督「夜遊び」解任 谷岡学長もかばいきれず

 至学館大の谷岡郁子学長は昨日、東京・駒沢体育館で行われたレスリングの全日本選抜選手権後に会見を開き、同大レスリング部の栄和人監督の解任を発表した、と今日発売の大阪スポーツ(東スポ)が報じた。

 栄氏は五輪4連覇の伊調馨に対するパワーハラスメントが認定され、大会初日(14日)に謝罪会見を開いたばかり。全試合終了後、谷岡学長が会見を開き

 「至学館大は栄和人監督を解任することを決めました」

と発表した。今日朝の大学幹部会で正式決定した。解任理由について谷岡氏は

「謝罪会見後(栄氏を)この場で見守っていたが、まったく期待外れでまだ分かっていない、反省できていないと思わざるを得なかった」

と説明。選手のセコンドに就いてくれと頼んだが、マットに近寄ることはなく

「観客席で応援すると言いながら、知らない人を招待していたのか、来たのかは分からないが、監督業を真剣にやろうと集中できていなかったと思う」

と谷岡学長。また、大会2日目(15日)に栄氏が友人との昼食で外出した点も挙げた。

「野球やサッカーじゃ、試合中に監督がいなくなるとは思えない」
「どれだけ(監督業に)思いを入れているかも分からなかった」
「選手への情熱、集中がなくてこれから監督業が務まるとはとても思えない」

と切り捨てた。2日目終了後に栄氏を名古屋に帰し、16日朝、解任決定を伝えた。栄氏は

 「申し訳ありませんでした」

と話したという。谷岡学長は栄氏の最大の理解者で、これまでどれだけ自分が批判を浴びようとも栄氏をかばい続けてきた。

「この(パワハラ問題が始まって)120日間、同僚として忠告し、上司として指導もしてきたつもり」
「5月末には理事長として懲戒処分もしてきた」
「その際『最後のチャンスだよ』と伝えた」
「でもこの2日間のありようは期待を見事に裏切るものであったと言わざるを得ない」

と、この2日間で急激に心が冷めた様子だった。とはいえ、一気に解任へとかじを切るとは驚きのひと言。真相を探ると、この裏にはさすがの谷岡学長もかばい切れない

 栄氏の行動

があった。複数の関係者の話を総合すると、謝罪会見を行った大会初日夜、栄氏は酒席に行き、その様子を

 一部報道機関に撮られてしまった

のだという。

 「さすがにみんな『これはまずい』と話していた」
 「報道が明るみに出る前に、谷岡さんも覚悟を決めたのでしょう」

とレスリング関係者。特別な事情があったとしても謝罪会見で反省の弁を述べた後に、夜の街に出向くのは

 “ご法度”

だろう。温情をかけてくれた谷岡学長をはじめとする関係者や、栄氏を信じて指導を待ち望んできた選手の気持ちを考えればなおさらだ。栄氏は23日の日本協会評議員会で常務理事解任が決定。今回の至学館大監督解任で、

 指導者としての肩書も消える…

これまで栄氏の手腕により金メダルを量産してきた名門・至学館大の後任監督について谷岡学長は選手らと相談の上、決定すると明かした。同大副学長でコーチを務める吉田沙保里の監督昇格の可能性については

 「あると思うし、他の人でもあり得る」

と話した。2020年東京五輪まであと約2年。再建へ名門、いや日本レスリング界が正念場だというのだが、こういうワンマンで権力を持ってしまった人は、

 「自分のやっている事は常に正しい」と誤解

しているのだろう。それを他人から批判されることもなくやってきたから、今置かれている立場や取るべき行動、立ち振る舞いがわからない。逆に言えば、谷岡学長やレスリング協会を含めて、こういう人に権力を持たせてしまった

 周りの人間の責任も重大

である。質の悪い人間に権力を持たせたらこういう事態を招く、というのは古今東西、万国共通である。
posted by エセてれびまにあ at 23:59| Comment(0) | スポーツ・スポーツ選手 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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