「安心戦隊エガソック」…
巨大な耳当てに白い手袋。金色のレスリングスーツには
胸に「EGASOK」のロゴが…
そう、江頭2:50が、吉田が昨年CMで演じてユニークな姿が話題になった
「安心戦隊ALSOK」のコスチュームを似せて自作
して応援していたのがインパクト大。エガちゃんの実行力をまざまざと見せ付けた格好だが、これをも上回るニュースがあった。
6月20日に発覚した巨人・原監督の1億円スキャンダル。当時の大阪スポーツ(東スポ)によると、信州・長野へのチーム移動日となった翌21日は現場に大きな動揺が広がりつつあった。誰もが気になりながらも口にできず、チームには異様なムードが充満。そんな浮き足立った空気を感じ取り、率先して行動に移したのがキャプテン・阿部慎之介選手だった。長野に着くとスタッフに、
「選手を全員集めてもらえますか」
と指示。選手と一部関係者だけが出席した緊急ミーティングを開催し、
「監督も男だ」
と発言。野球に集中するよう真剣に説いたという。その直後、宿舎で
原監督が選手に謝罪…
チーム関係者は、
「慎之助の言葉で皆が落ち着きを取り戻した」
と明かせば、ある若手も、
「阿部さんの話を聞いて『余計なことに振り回されてはダメだな』という気持ちになりました」
と話したという。
巨人は危なげなくペナントレースを支配。その後、阿部選手はグラビアアイドルとの
不倫疑惑が報道
されるも、圧倒的な実力でリーグ優勝し、日本一に輝いた。リーグ優勝の祝勝会では報道で命名された
「宅配屋しんちゃん」
というフレーズを用いるなど、超ゴキゲンな様子も報道されたが、個人的に非常に気になっているのは、
原監督は来季も続投するの?
続けていいの?
ということである。あくまでも個人的な見解だが、原さんがWBCの監督をやらなかったのはスキャンダルのケジメを付けるためであり、それゆえ機構側もオファーしなかったのだと思っている。ゆえに、巨人の監督も今季限りで辞任すると思っていたのに、
そんな話が全く伝わってこないのが不思議でならない
のである。世間では今、
「1億円スキャンダル」なんてあったの?
という空気さえ感じられる。まぁ、今更でもないのだが、
日本と言う国が巨人というチームと酷似
していると、この件は改めて感じさせてくれた。権力と金に任せてルールを自分たちの都合の良いように解釈、あるいは改悪し、都合の悪いことはメディアなどと結託して情報操作して「なかったこと」にする。その結果どうなったか。プロ野球はこの国と同様、
衰退の一途を辿っている
ではないか。そんな状況にも関わらず、何も変わろうとしない、いや変えようとしない巨人(=プロ野球界)に明るい未来はないし、巨人と酷似している、どこぞの国もまた然りである。(7月9日に掲載)